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アンスロポモルフィズム

 事後の気だるい充足の中、とろとろと眠りかけていた俺は小さな溜め息に目を開いた。
 腕の中で先に眠り込んでいたはずのキョーコが、じっと俺の顔を見つめている。
 「どうかした?」
 頬にかかる髪を整えてやりながら尋ねると、くすぐったそうに身を捩って俺の腕から逃れようとする。なめらかな裸の背中をつかまえ、逆に引き寄せた。
 「逃げちゃだめだよ、俺の専用抱き枕ちゃん」
 耳もとに囁いてすっぽり抱え込む。さっきまでの熱を残したやわらかな肌の温もりが心地いい。
 「だ、抱き枕って…ちょ、あの、離して下さい~…せめて、パジャマくらい着てから」
 「ええ?」
 「何不満そうな声出してるんですかっ」
 「不満だから。んー、じゃあ…
 「その前に今の熱い眼差しの説明をしてくれたら、2分だけ解放してあげてもいいよ?」
 恥らう姿をもっと見たくて、わざと意地の悪いことを言ってしまう。まったく、処置がないなと自分でも思うけれど、可愛いんだから仕方ない。キョーコが悪い。
 「熱……」
 「あれ、否定しないんだ」
 「う…だ、だって」
 「嬉しいな、キョーコの熱視線。どんなこと考えてたの?」
 じっと瞳を覗き込むと、彼女はますます赤くなって小さな唇をもごもごと開閉する。言葉がなめらかになるよう、口付けて潤滑剤を流し込んだ。こくり、と喉が鳴るのに、ひどく満足を覚える。君の中に混じる俺の体液。染みとおって、君の一部になればいい。
 「…あの…」
 油が効いたのか、キョーコはそろそろと言葉を紡ぎ出した。
 「見とれてたと言いますか、納得できるなーって思って…」
 「納得?」
 「はあ。あの、敦賀さんを見てると、神は自分に似せて人の姿を作った、って話が腑に落ちるなあと」
 少し笑った。照れ臭いのと、彼女らしい思考だと思ったのと。
 「それなら、キョーコが俺の肋骨からできてたらいいのに」
 細い体を抱き締め、あちこちに手を這わせた。
 「このかわいいお尻も、細い腰も、やわらかい胸も、すんなりした手足も、全部」
 「せ、セクハラはやめて下さいってば~」
 キョーコが泣き声を上げる。心外だな、愛情表現なのに。
 俺はくるりと体を入れ替え、キョーコにのしかかる体勢で尋ねてみた。
 「じゃあ、前半だけの行為ならいい?」
 「前半だけって…セクシャル…」
 ぼっ。瞬間的に茹で上がる可愛い顔。ああ、駄目だ。耐えられない…
 「え、あれ?つ、敦賀さん?重いですよ?あの、2分解放してくれるって」
 「うん、ごめん」
 抗議を唇で塞いだ。

 朝にでも言ってみようかな?俺の神様は、君だよって。



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